ひふみ投信を運用するレオスキャピタルの藤野氏のFB投稿は、非常に参考になるので、シェアします。
(以下、転載)
今回はGDPで見る限り世界的な大不況なんだけれども、いつもの不況とまったく違うのは2つ。
1)不況期にはほぼすべての企業が減益、そして多くの企業が赤字になったりするのだけれども、
今回は最高益の会社もたくさんある。また内需でも、食品スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、
家具のニトリなど業績が絶好調な会社群があること。またGAFAMをはじめとした21世紀型企業といわれている、
未来を担うだろう産業群が軒並み好調であること。
かつ、そのような会社の設備投資需要が旺盛で、かつそれに対する投資家側の供給も活発であること。
2)不況期には金融機関の貸し渋りが増えたりして、経済全体が不活発になるのだけれども、
潤沢な資金供給によりそれがないこと。
3)一方で、飲食、航空、鉄道、ホテルなど観光、アミューズメント施設など、いわゆる密になることが必須な産業が壊滅的な打撃を受けていること。過去の不況期でも、ひとつの産業群が売上が蒸発するようなことはなかった。
少し端折って(はしょって)話すと、withコロナ時代はむしろ株高が常態化し、コロナがおさまってくるとむしろ株式の暴落が一度あるかもしれない。資金緩和期待の縮小がその要因。
一方でそのときは、飲食、航空、鉄道、ホテルなどに一気に資金が向かうんでしょうね。
なので第二波は売りのきっかけにはならず、多くの人が首をかしげる中、株高が続き、それがおさまってきてこれから株高だと思ったときに、急落が起きて再度、首をかしげる、というようなことが起きそうだと思っています。
ただその場合も、最終的には未来への期待が株式投資の基本なので、またそのときに売られた会社に急速に資金が戻りそうです。
もちろん、株式市場は複数の要因で動くので、そのようなメインシナリオを持ちつつ、
いつもその逆サイドのシナリオを探しています。私は学者ではなく実務家なので、結果主義で向き合わなければいけないので。
業種を問わず、顧客のために新しいテクノロジーを貪欲に活用して、お客様への利便性を増やしながら企業の効率を上げていく会社が勝つという当たり前な結果になりそうで、そこに集中していけばいいのだろうなあと。
そこにDXというバズワードがあるけど、DXが株価対策やはやりだからというわけではなく、
「本来的な意味で顧客と向き合い、社員の満足度を上げるかどうか」が大事。そのためには会社によっては電話外交がもっとも有効なのかもしれず、いらないDX化もさせられて、一部の企業の食い物にされる会社は多そうです。
お客様のために、社員のために、未来志向でいつづける経営陣や社員によって構成されている会社かどうか、
が大事で、会社都合、業界都合で、自分本意な人たちがいるところの衰退がコロナで早まったという感じはするし、
実際にそんな感じです。
(転載、以上)
(川村所感)
2月3月の頃は、恐怖や絶望感に支配されていたが、少しずつ、withコロナの正体が見えてきた。
この藤野氏のコメントは、特別なことを言っているわけではなく、既に多くの人の共通認識となっていることを、
非常にわかりやすく表現している文章なのだと思う。
株高は続き、そして不動産価格もしばらく落ちない。リーマンショックの時はこうだったという経験は、今回には
それほど役に立たない。そんな感じがする。
このような状況の中で、どのような戦略を元に進むのか、
私たちは、民泊事業の素晴らしさを誰よりも知っているものとして、いまだ日本人にとっては「食わず嫌い」状態で、
正しく認識されていないという現状を壊したい!
民泊って、本当に素晴らしい。
日本の家族旅行をもっと身近で気軽にできるものにすることができる!
愚直にそれをやりたい。