テーマは、古くからの人類のテーマである性善説・性悪説。
今の世の中は、性悪説を前提に社会は作られている。
しかし、さまざまな研究から実は性善説の方が正しい!
という本です。
その中で私が気に入った章がありますので、紹介します。
ホモサピエンス(今の人間)とネアンデルタール人は、生きてた時代が重複しあ時期があったそうです。ホモサピエンスが席巻し、
ネアンデルタール人が滅びました。
しかし、身体的にはネアンデルタール人がホモサピエンスより優れているようです。さらに驚くことは、知能においては1.5倍程度もネアンデルタール人が優れていたということがわかったようです。
なのに滅んだのは、ネアンデルタール人の方でした。
その違いは何か?
ホモサピエンスには、他者のやり方を模倣する能力があった。
その一点が、全く異なる未来を生み出しました。
例えるならば、ネアンデルタール人はハイスペックなパソコン。
ホモサピエンスは、性能の低いパソコンではありますが、その全てがwifiで繋がっているのです。
それによって、より良い食事の得る方法、協力の仕方、などがどんどんと伝播していったのだとか。。
同じような事例は私たちの身近でも見受けられますね。
例えば、読売ジャイアンツは、過去に何度か各チームの四番打者を集めた強力な打撃陣を形成しましたが、
結果が振るわなかったことがありました。
一方で、今年に日本一になったヤクルトは、リーグを代表するような強打者は、三番山田、四番村上だけという感じではありましたが、
各人がチームプレーに徹して簡単にアウトにはならない姿勢は、全員がホームラン狙いのような強力打線以上に嫌らしく、しぶとく勝たれてしまうような気持ちにさせられ辛かったです。(ベイスターズファン目線ですいません)
MASSIVE SAPPOROは、個としても強いですが、それがチームワークを発揮しやすいようチームワークを育ててきました。
情報共有に関するノウハウは、やはり誰もが簡単に追いつけるレベルを超えていると思うところです。
まだまだ研ぎ澄ませていきたいですけどね。
何はともあれ、この本はかなりおすすめです。