会社としては創業以来、長きに渡り売上が上がり続けていましたので、
徐々に自信というのが膨れ上がっていってました。
一方で、組織は大きくなり現場感が徐々に失われていき、
気がつけば、社内のことをほとんど知らない人になっていたのでした。
現場を知らず、また社内の声に耳を傾けず、
外部で聞いた情報を「今、世の中はこうなってる。だからこうすべきだ!」と
得意気に社員の前で語っていたかつての自分。
もしそれが続くのならば、遅かれ早かれ組織は崩れていたに違いありません。
事実、2019年には組織上の危機がやってきました。
その修復に奔走する最中、コロナ禍がやってきました。
普通の会社であれば、内部はボロボロ、外部環境は未曾有の大ピンチ、
そんな状況に耐えきれず、ここで倒れていたはずです。
でも、MASSIVE SAPPOROは、他とは違いました。
その最大のピンチを前に、一丸となることができたのでした。
気がつけば、強いマネージャー層が育っており、その声に耳を傾ければ、
必ず良い方向に向かうことができる!
そう確信することができたのでした。
だから今があります。
だけど、そう思える自分になるためには、
それなりに大きな失敗をしないと気づけないものだなとも思います。
だから、かつての失敗を誇らしく思えるのです。
あれだけの過ちを犯しながらもこうやって反撃のチャンスを貰えてることには、
きっと大きな意味があるぞ、使命があるぞ、自然とそう思えるのです。
今、苦しい想いをしてる人に少しでも役に立てればと思い、この文章を書かせていただきました。