先日、経営者団体の旅行に参加した際、東京でマンションを借り上げて民泊を運営しているという方々とお話しする機会がありました。それぞれ30室規模で効率的に運営されており、その経験談には学びが多かったです。
しかし、その中で気になったのが「渋谷にあるワンルームマンションの賃料」が再契約時に大幅に値上げされたという話でした。元々13万円だった賃料が再契約で20万円へと上がったそうです。この状況に対して、「生かさず殺さず」という表現がぴったりだと感じました。賃料の急激な上昇は、運営者にとって大きな負担となる一方で、撤退させるわけでもない微妙なラインです。
当社の場合、運営受託を中心としているため、このような賃料上昇のリスクを直接負うことはありません。しかし、借り上げ型で民泊を運営する場合には、このようなリスクがつきまとうという現実を再認識しました。特に札幌でも「建物解体のために再契約ができない」という事例を耳にしたことがあり、賃貸借契約の継続性や安定性にリスクがあることは否めません。
また、「借りれる物件はありませんか?」という問い合わせは現在も多くいただいていますが、状況的におすすめしにくいのが現実です。賃料の上昇リスク、契約の不安定性、物件自体の競争激化など、借り上げ型運営には慎重な判断が求められる時代になっています。
これから民泊運営を始めたいと考えている方にとって、借上げでの運営は一見手軽に見えるかもしれませんが、リスクとリターンを十分に検討することが重要です。当社としても、引き続き運営受託や地域に根ざした運営モデルでサポートしていきたいと考えています。もし不明点やお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。