KAWAMURA Blog.

社長ブログ

2025
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昨今、トレーラーハウスやコンテナハウスに関する相談が増えています

建築費高騰の影響を背景に、トレーラーハウスやコンテナハウスを活用した宿泊施設についての相談が増えています。このようなタイプの施設に関する事例をいくつか手掛けてきた経験から、いくつかのポイントを挙げてみたいと思います。

1. 本当に建築費が安いと言えるかは不明
トレーラーハウスやコンテナハウスは「低コスト」のイメージが強いですが、実際には内装をしっかり作り込むと、それほど安くならない場合もあります。断熱性能や空調設備を整えるためのコスト、電気や水回りのインフラ整備など、意外と見落とされがちな費用がかさむことがあります。そのため、コストパフォーマンスの検証が重要です。

2. 借地や移動が可能な特性を活かせる
トレーラーハウスやコンテナハウスの最大のメリットは、その移動性です。特に借地で運営する場合や、将来的に取り壊しが必要な場所での運営には非常に有効です。また、複数の遊休地を所有している場合、ある土地での宿泊施設運営がうまくいかなかった場合でも、他の遊休地に移設することで再活用の可能性を広げられます。この柔軟性は大きな魅力と言えます。

3. 中古を活用すればスピーディーに開業可能
トレーラーハウスやコンテナハウスは中古市場も活発です。そのため、中古品を活用すれば、一般的な建築プロジェクトよりも短期間で宿泊施設を開業することができます。スピード感を求められるプロジェクトには特に適していると感じます。

昨今の建築費の高騰スピードを考えると、トレーラーハウスやコンテナハウスの相対的なコストメリットは今後さらに大きくなる可能性があります。特に、設置場所や目的に応じた柔軟な対応が求められる場合には、この選択肢が有力になるでしょう。

ただし、コストや運営効率の面だけでなく、施設のデザイン性や利用者の快適性も考慮し、総合的に判断することが重要です。私たちも引き続き、これらの宿泊施設の可能性を探りながら、最適な運営サポートを提供していきたいと思います。興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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KENJI KAWAMURA
川村 健治

株式会社MASSIVE SAPPORO 代表取締役
1978年札幌市生まれ。東京でサラリーマンをしながら会社を設立。当時入居したシェアハウスとの運命の出会いをきっかけに故郷である札幌へ。札幌だけでなく北海道、日本をさらにMASSIVE(偉大)にする!という使命のもと活動中。プライベートでは二人の子供たちとのお出かけが最近の楽しみ。


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