本日の面接で、ある応募者から「私の地元が山形県庄内市なんですが、久々に帰郷したらインバウンド客が大勢いて、こんなところにも?と驚きました」という話がありました。庄内市といえば、クラゲで有名な水族館(加茂水族館)があることは知っていましたが、私自身も少し驚きました。
インバウンド旅行者の行動を考えると、初めての日本旅行では、いわゆる「ゴールデンルート」と呼ばれる東京・大阪・京都(それに富士山を加えることも)が選ばれることが多いとされています。そして2度目、3度目の訪問では、北海道や沖縄などの地域が人気を集めやすい傾向にあります。
さらに訪日回数を重ねると、有名観光地の混雑や高額な料金を避けるため、よりディープなエリアへと足を運ぶようになります。この動きは、地方観光地の発展にとって大きなチャンスをもたらします。
こうした背景を踏まえると、地方において新しい観光地を開発したり、新しいコンテンツを生み出すことは非常に有望です。そして、日本政府も観光庁を通じて、このようなコンテンツ開発に対する補助金を多く計上しており、国の本気度合いがうかがえます。
MASSIVE SAPPOROの事業においても、都市部・地方都市・地方のバランスの取れたポートフォリオを意識しています。地方は手間もかかるし、収益性が低いケースが多いですが、その分、参入障壁が高く、競争優位性を築きやすいのが特徴です。特に中長期的な競争力を維持するには、こうしたエリアへの投資も重要になってきます。
具体的な事例として、弊社が手掛ける紋別の施設は、その典型的な例と言えるでしょう。
地方観光の可能性はまだまだ広がっており、これからも新しい価値を生み出していきたいと考えています。