私の友人の小学校5年生の長男が野球チームを退団したら、周りの父兄からなじられたそうです。
途中で止めるのは非常識とか好きでならなら元から入るべきではない云々
これは極めて昭和的で、野球が超人気スポーツであった頃の価値観から抜け出せてないということなのかなと思いました。
何事もやってみなくてはわからないですし、
好きかどうかわからない時に初め、
合わなければ見切りをつけるという当たり前のことが当たり前で会って欲しいなと思うばかりです。
やる前から好きかどうかがわかるはずはないので、本当に。
これは恋愛でも就職でもそうだと思いますよ。
そういう意味では、新卒で入社した人が研修期間中にやめてしまったという例は古今東西あるものの、
近年は非常に増えている印象がありますね。
そのことに対して批判的な人は、
「最低3年は続けないとわからない」という話を持ち出すことが多いです。
この真意は、「好きか嫌いか」「向いてるか向いていないか」という判断には相応の時間が必要であるとこであって、
3年という期間にはあまり根拠はなかったりする気がします。
さすがに1ヶ月で見切りをつけるのは早すぎる。けど、3年というのも長すぎるかもしれないというのが私の意見です。
ではどれくらいなら見切りをつけるために適した期間なんだろうかというのは、業界や業務にもよるし一概に言えません。
私が若かった頃は、ネットも普及しきっておらず、スマホもクラウドもないかった時代なので、何事も遅かったです。
だから、その時代でいう3年で1人前というのは、今でいう1年くらいに相当するような気もしますね。
いずれにせよ、「見切る」ことは人生を勝敗をも左右するほど大事なことです。
続けて粘って勝利を掴むこと、また、逆に見切りが遅くなり再起不能になることだってあります。
だからこそ人生は、この葛藤の連続でできているのではないかとさえ思います。
一応、このことについてヒントとなる本が、これです。
『運を支配する』幻冬新書(桜井章一・藤田晋)
頂点にいる二人の対談で、麻雀とビジネスとの共通点というテーマで描かれていますので、
何かヒントが得られるかもしれません。
おすすめです。