先日、友人とゴルフへ行きました。
ラウンド後、お風呂に入りながら彼がこんなことを言いました。
「健治、上手くなったな。」
心底驚いている様子でした。
確かに昨年は110前後で回ることが多かったのですが、今では95を切ることも珍しくありません。
自分でも、この一年はかなり成長したと感じています。
そんな会話の流れで、「人生で一番頑張った時っていつだった?」という話になりました。
私には明確に二つあります。
一つは25歳、宅建試験の勉強をしていた時。
もう一つは27歳、東京でデベロッパーとして働いていた頃です。
どちらも睡眠時間を削り、文字通り命がけで取り組んでいました。
後にも先にも、あれほど努力したことはありません。
もちろん、それ以外の時期も決して怠けていたわけではありません。
でも、あの二つだけは明らかにレベルが違いました。
だからこそ、今振り返るといくつか思うことがあります。
まず一つ目。
結果を出せる努力には、「これくらい」という水準がある。
若い頃の私は「頑張っているつもり」でした。
でも実際には、結果が出るほどの努力量には届いていないことが少なくありませんでした。
一度、本当に限界までやり切る経験をすると、自分の中に物差しができます。
「あの時と比べたら、まだ余力がある。」
そんな感覚が持てるようになります。
二つ目。
その努力は、一生続けるものではない。
あの頃の頑張り方は、期間が決まっていたからできました。
試験日がある。
プロジェクトの期限がある。
だから全力で走れたのです。
もしあの生活を何年も続けていたら、間違いなく心も体も壊れていたでしょう。
実際、壊れかけてもいました。
だから人生は、やはりマラソンなのだと思います。
短距離走を何十年も走り続けることはできません。
人生のどこかで数回、本気で走る時期があればいい。
それで十分なのではないでしょうか。
三つ目。
普段の「持続可能な努力」のレベルを少しずつ上げることが、一番強い。
今のゴルフがまさにそうです。
もちろん練習はしています。
でも昔のような悲壮感はありません。
期限もありません。
焦りもありません。
ただ、昨日の自分より少しだけ上手くなることを積み重ねています。
この積み重ねが、結果として一年後には大きな差になります。
そして最後に思うことがあります。
ゴルフは面白いもので、たった一つの気づきで、それまで抱えていた複数の欠点が一気に消えることがあります。
私も、ある一つの気づきで長年苦しんでいたシャンクが完全になくなりました。
でも、その「たった一つの気づき」は、最初から降ってくるわけではありません。
何百球、何千球と打った先で、ようやく見つかるものです。
だから、やっぱり量は必要です。
質が大切なのは間違いありません。
でも、質だけを追い求めても、量がなければ気づきには出会えない。
努力は、量か質かという二択ではない。
量を積み重ねた先に質が生まれる。
そして、その質が結果を大きく変えていく。
最近、ゴルフをしながら、そんなことを改めて感じています。
