この日本を次世代に紡ぐため
とある地方にて、無人ホテルについての住民説明会をいたしました。
参加する方々の中に様々な利害関係や縄張り意識、縦割り意識というのは当たり前にあるものです。
だけど、目先のことに囚われていては進めないことが多いです。
心を一つにする言葉が必要と考えてます。
私が発した言葉は以下の言葉でした。
『2030年、日本の人口が1500万減少します。顧客も働き手もどんどん居なくなります。
現在でさえ労働人口減少のダメージは大きい中、このことが悪くなることがあれど
改善されることはなさそうに思います。
ただ、幸いなことに私たちには美しい国土があります。誇るべき文化、歴史があります。
それは世界有数の観光資源であり、先人たちが紡いできた積み重ねの結果なので、
一朝一夕に得られるものではないのです。そのことが今後の国家の基幹産業となり国を救う力になります。
今、私たちがこのコロナ禍の中にあってこうやって頑張っているのは、
会社のため?クライアント様のため?ゲスト様のため?
確かにそれはそうですが、
この日本で楽しく愉快に生きている術を次世代のために残すためというのが本音のところです。
この地域での成功は、同じように観光業に活路を見出したい多くの自治体の希望になります。
それを作りたいです』
気難しい表情をしていた方が、身を乗り出してきたことが感じられました。
他所者から同志として認めてもらうにはまだまだですが、その大前進した瞬間だとも思いました。
この無人ホテル事業は、必ず日本全体にとって必要とされる事業になります。
そのことをさらに確信しました。