当社では、旅館業施設の再生をテーマとした事業にも取り組んでいます。
一般的な小規模の旅館業施設は、売上規模が限定的である一方、フロントスタッフなど一定の固定人件費が発生するため、そのコストが収益性の大きな足枷となっているケースが多くあります。また、少ないスタッフでの運営が余儀なくされるため、離職や休職が発生すると運営自体が立ち行かなくなるリスクも常に抱えています。
特に地方では、競合が少なく貴重な宿泊施設であっても、このような構造的な課題により廃業を余儀なくされる事例が少なくありません。家族経営で長く続けられてきた施設も、経営者の高齢化や後継者不在を理由に閉業を決断されるケースが増えています。
当社では、このような課題に対しフロント無人型の運営体制を導入することで、固定人件費を変動費化し、運営の柔軟性と収益性を大幅に改善する支援を行っています。
実際、余市で手掛けたライダースハウスの事例では、一棟貸切型の無人ホテルとして運営を再設計しました。従来は赤字経営に陥っていた施設でしたが、このモデルへの転換により売上は10倍に増加し、収益性も劇的に改善しました。
こうした再生の取り組みを通じて、地域の宿泊資源を次世代へつなぎ、旅行者に新しい滞在価値を提供することを目指しています。
