――『ラブ上等』と『ひゃくえむ』
恋愛リアリティーショー自体は、これまでも
バチェラー
バチェロレッテ
といったシリーズを観たことはある。
そもそも私は、シェアハウス事業から起業した人間なので、
テラスハウス
によって「シェアハウス」という言葉の認知度が一気に高まったことは、この上ない僥倖だった。
正直に言えば、あれがなければ今の会社はなかった、と言っても過言ではない。
……とはいえ、実は観たことはないのだけれど。
『ラブ上等』が面白かった理由
『ラブ上等』は、男子5人・女子4人が、最終日まで誰を選ぶのか本気で悩み、葛藤する。
その姿が、とにかくリアルだった。
バチェラーシリーズの場合、
- 同性に負けたくない
- 選ばれたい
という感情は理解できる一方で、
「そもそも、この人を本気で愛しているのか?」
という疑念が、どうしても拭えない。
だから、どこか冷めた目で見てしまい、入り込めない。
その点、『ラブ上等』は違った。
迷い、揺れ、感情がぶつかり合う感じが生々しく、嘘っぽさがない。
もちろん「ヤンキー」という文脈の面白さもある。
なかでも、
「水はやべーだろ」
には、思わず吹いてしまった。
『ひゃくえむ』と、新時代の表現
『ひゃくえむ』は、
佐久間宣行 さんや
東野幸治 さんが絶賛していて、以前から気になっていた作品だ。
観終わって思ったのは、
「これは新しい時代のアニメ表現だな」ということ。
昨年観た
ルックバック
でも、同じ感覚を覚えた。
ストーリーが面白い、というだけでは、もはや差別化にならない。
それよりも、
- どう描くか
- どう見せるか
- どこまで感情を揺さぶれるか
表現そのものの可能性が、無限に広がっている。
そんな時代に入ったのだと、改めて感じた。
久しぶりに、小説を読むという贅沢
年末年始には、
伊坂幸太郎
の小説も読んだ。
普段、本といえば、ほぼビジネス書ばかり。
「学び」を求めて読むことがほとんどだ。
だからこそ、
何も考えず、ただ物語に身を委ねる時間は、とても贅沢だった。
やっぱり、たまには小説も読まないといけない。
思考を鍛える読書とは別に、
感情を遊ばせる読書も、確実に必要だ。
年末年始に触れたこれらの作品は、
直接的に仕事に役立つわけではない。
けれど、
感性の可動域を広げるという意味では、
確実に自分の中に何かを残してくれた気がしている。
今年もまた、
仕事と同じくらい、
こういう「寄り道」を大切にしていきたい。
