家賃保証に栄えた歴史なし、安物には裏がある

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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69029990W3A300C2EE9000/

逆ザヤの賃料保証契約 販売会社との共同不法行為立証可能か【BLAZE家賃未納問題に迫る】

https://www.zenchin.com/news/post-7835.php

最近、メディアをにぎわせてるBLAZR社賃料未納問題ですが、「またか!」という印象で、

記事の詳細を見なくてもどういう話かは想像がつくようになりました。

相場よりも高い家賃保証を条件に、割高な物件を売りつけた後、保証賃料の約束を反故にするというパターンです。

以前、世の中を震撼させた「かぼちゃの馬車」スキームのワンルームマンション版と言って差し支えありません。

そして当時は、民泊業界でも似たような話は多くありました。

問題が表面化する前にコロナになったため、一部の関係者は胸を撫で下ろしてることかもしれません。

民泊系事業者の場合は、賃料保証タイプだけでなく、

運営手数料が極端に安く設定するタイプなどが見受けられました。

そのどちらも販売時の暴利に依存し運営では採算が合わないため、

事業者から切られる方がありがたいと考えているようにすら思える程です。

一方で、情報量の少ない事業者の立場とすれば初期費用の高さに気づくことなく、

運営手数料の安さのみに目が奪われることになり、将来的に破綻しかねない危険なスキームに足を入れてしまうというわけです。

当社でもそういう事業者によって苦しい思いをしてる方からの相談を受け、引き継いだケースは何件もあります。

どの物件も当社が運営をしてからは飛躍的に稼働率は向上しました。

不動産業界では、急成長して「すごいな」と思っていた会社ほど、よくよく調べてみると、同様のスキームで伸ばしていた

というケースがいまだに後を経ちません。

賃料保証とか明らかに安い運営手数料とか、数字だけでしか判断しない人には魅力的に思うことはわかります。

ですが、「家賃保証に栄えた歴史なし」「安物には裏がある」というのは、鉄則です。

どうかお忘れなきよう!