民泊・無人ホテル事業に関するさまざまな情報を連載形式で発信する『川村コラム』。
今回のテーマは「民泊運営代行業者の選び方」。最後までお付き合いいただければ幸いです!
民泊運営代行業者の選び方
まず最初に。
民泊という事業をやるにあたり最初に考えるべきは、「どの代行会社に依頼する?」ということではありません。
開業までの準備(プロデュース) 、そして開業後の運営(オペレーション)。
その多岐にわたる業務の中で、どの部分をご自身でやりたいか?やれるのか?を整理することが第一歩です。
また、”民泊運営代行”という業界は、歴史が浅い上、このコロナ禍の中にあってその多くが廃業したり、業種転換してしまっています。
そんな事情もあり、ネットで検索してみても、昔の情報がそのまま残っていたり、そもそも存続していないというケースも案外多いものです。
そういう背景を前提に、いくつかヒントとなるお話をしたいと思います。
まず、民泊運営代行会社には、
丸投げ可能なフル代行 というタイプと、
業務の一部を担う部分代行 というタイプが存在します。
フル代行に関しては言葉の通り、丸投げ形式。
今回は、部分代行 のケースを掘り下げて解説します。
部分代行業務は、下記の2つに分類されます。
① 開業前までの準備【プロデュース】部分を代行
- 民泊物件紹介、仲介
- リノベーション、インテリアコーディネートなど空間づくり
- 許認可申請
② 開業後の運営【オペレーション】部分を代行
- 宿泊されるゲスト様とのメッセージ、電話、チェックイン対応
- 料金調整(集客)
- 清掃
- 緊急駆けつけ
上記の業務それぞれが高い専門性を要するため、これらを委託できる運営代行業者は非常に心強い存在だと思います。
この部分代行をおすすめするのは、下記に当てはまる方です。
- 民泊物件の近くに、オーナーであるご自身が住んでいる場合
- 民泊物件の近くに、運営を任せられるパートナーがいる場合 (ご自身の直接のお知り合い/ご親族等)
上記に該当されない方にとって、部分代行を利用しての民泊運営は、かなりハードルが高いかなと思います。
理由としては、
事業成功の要素として、建物や家具備品の定期的なメンテナンスやバリューアップ、予約サイト上に掲載する写真の撮り直しなど、細かい業務を高い頻度で行っていくことが重要なのですが、部分代行ではそこはカバーされないため。
また、清掃の質の確認や料金の見直しなども同様です。
また、上記に挙げた「緊急駆けつけ」の代行を対応しているエリアが少なかったり、あったとしても非常に高額となるケースが多いからです。
そのため、部分代行の場合は、現地の近くにオーナー様の直接のお知り合いやスタッフに相当する運営パートナーがいる状態は必須。
そのボトルネックをクリアできることが、何よりも重要であると考えます。
それ以外のケースでは、フル代行を前提に考える方が現実的です。
あとは冒頭に挙げた、どの部分をご自身でやりたいか?
それを整理することで、必要なことが見えてくるはずです。
当社の初回面談は、依頼者様の思い、既にお持ちの不動産、その物件の強み・弱み、依頼者様の得意なこと・苦手なことなどを丁寧にお伺いしながら、ベストな方法をご提案させていただきます。
当社は、基本的にフル代行業者でありながらも、部分的な代行も対応可能です。お気軽にご相談ください!
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今後も民泊・無人ホテルに関する情報を定期的に発信してまいります。 ぜひ次回以降もお付き合いください!