昨日、クライアント様の所に訪問する道中、社員のKさんとの会話の中で、自信についてのトピックがあった。
Kさん曰く、「自信のない人は、自分の意見が否定されると、自分自身が全て否定されていると感じてしまうため、
意見を通そうと必死だ。自信のある人は、そのように考えない」と。
確かにおっしゃる通りだった。私自身が若く実績のない頃の心境を思い出した。
会議で発言しても全く相手にされず悔しい思いをしたし、意見ではなく自分自身を否定されているような気持ちになった。
20代の間はそれで構わないが、30代にもなって自信がないという状態であるべきではない。
また、その自信も実績や確かな根拠に基づくものなのかは、本人ではなくて社会(他人が)が判断するし決して誤魔化すことはできない。
20代の根拠なき自信は、勘違い、ハッタリの類で、許される。
30代の根拠なき自信は、世間知らずか、詐欺師の類で、自分も他人も不幸にする。
だから、20代にどう生きたかは非常に重要。
では、どのように自信を確立するか?
ある著名人は、武勇伝とも言える何かを成し遂げることだと言っていた。
例えば、「仕事で卓越した実績を残す」「高嶺の花のような異性を口説き落とす」「スポーツや趣味の世界で、多くの人から認められる」など。
私のある友人はこう言っていた。
「自分が決めたことやり遂げる。例えば、明日早起きすると決める。それを実現する。そんな日常な些細なことでも自らが有言実行することの積み重ねが、
根拠のある自信や確信につながっていくのではないか」
どちらも当たっていると思う。
それを私流の言葉で言うとこうなる。
「『目標を立てる。それを実現する』それが根拠のある自信を確立することの本質、ならば、
1つの目標を立てて、1つを実現するより、100の目標を立てて20を実現した場合、実現回数は圧倒的に後者だ」
だから、実現率ではなく実現数が重要だという考えることが私の持論だ。
そのためにも目標数をできるだけ多くするのが良い。
一つの大目標、複数の中項目、そしてそれを更生させるさらに細かい項目に細分化させると、自ずと目標数は増える。
私が密かに目標の因数分解と呼んでいる。
この発想を持つだけで、大目標の達成確率が上がるだけなく、その過程に無数の目標を達成しているので、
自ずと自信が伴ってくるという話だ。
また毎晩、翌日の行動目標を記載する。多い日は20を超える。
それを翌日に全部やり切れるか?という勝負を毎日やっている。
20全てをやり切れる日はなかなかないが、達成率が70%を下回る日はほとんどない。
難易度が高い日の前日は、ちょっと早起きしたり、ナーバスになったりもする。
達成率が低い日は、何が悪かったか?を分析し、反省する。
(達成できなかった理由は、ほぼ90%は晩酌を開始する時間が早すぎたか、横浜DeNAベイスターズ戦の試合展開が面白く仕事に集中できないことが大半だ)
後藤静香(1884-1971 社会教育家)の有名な詞にはこう書かれている
十里の旅の第一歩
百里の旅の第一歩
同じ一歩でも覚悟が違う
三笠山に登る第一歩
富士山に登る第一歩
同じ一歩でも覚悟が違う
どこまで行くつもりか
どこまで登るつもりか
目標がその日その日を支配する
そう言う意味では半期のMBOを考えて決めて終わりではなくて、
それを分解し、いつまでにどうか?そして、日々に落とし込むとどうか?と言うことまでは皆ができるようになっていたいと思います。
(まだ私自身も、それはできてないので、次は、必ずそうしようと反省中)
まだまだ、私たちは良くなれる!