KAWAMURA Blog.

社長ブログ

2018
12
28

【新連載】 民泊運用会社の社長 民泊好きが高じて家族を巻き込んで家主居住型民泊を始めてしまう Ep5

Ep5  初めての内覧

今までは候補物件があったら、不動産屋に連絡せずに現地に行き、外観とエリアを確認するということを行っていました。

急な内見依頼をすると、乱暴な客と思われて交渉にもプラスになりにくいと経験上思っているからです。

すでに間取りなどは、ネット上でわかっているので、外観とエリアが確認できれば、

不動産屋とアポを取って内覧する価値があるかが判断できます。

そんな中、初めての内覧をしました。

仲介の意義というのも感じました。

売主買主が直接的に交渉すると必ず感情の要素が大きくなりすぎて、まとまる話も崩れやすくなるという当たり前を

再認識しました。(この業界に長く関わりすぎたが故に、基本を忘れていることが多々あることにも気づきました)

最初に内覧した物件は気に入ったものの築年数の割には、価格が高く、ちょっと難しいかなという印象でした。

そしてもう一つの物件もやはり規模やエリア、価格は良かったものの、店舗付きの住宅というネックがあり、

検討には至りませんでした。

そんな中、エリア、建物の規模とクオリティ、価格ともに申し分ない物件が現れました。

現在住んでいる場所から車でわずか3分という好立地で、中心部からは少し遠くなるのですが、新川通りが近いため、むしろ会社には早く着きそうというのも

嬉しいポイントでした。

仲介業者に聞いたところ「物件を売り出してから3ヶ月目にして初めての問い合わせ」とのこと。

それが意味することは、指値の余地が大きいということと、駅から遠いということが予想以上に不人気の理由となっていることでした。

実際に内覧すると、こだわりのある内装である事はすぐにわかりました。

「建築費、かなりかかっただろうな。。」と思いました。

間取りも非常に良く、1F部分にはキッチンもトイレもあり、後はシャワーを設置すれば、この部分を民泊として貸し出し、

F3Fで住むという計算も立ちそうです。

駐車場も豊富です。

内心、「よっしゃ、ここで決まりだ。だけど、それを悟られないよう、敢えて苦々しい表情しよう」と思いました。

嬉しそうな顔していると交渉力が弱まるからです。これは妻にも徹底させてました。

何か見るたび「はー、」とか「これはきついかな」とか呟く妻の演技力は、さすがだと思いました。

というよりは全く気に入ってないのかな、と思いました。

帰りの車で、「良かった」と言っていたので、胸をなでおろしたところで、妻から

「この物件、最高っていうの顔に思い切り出てたよ」

「えーーー」

私は、交渉には向かない人間のようです。。。。

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KENJI KAWAMURA
川村 健治

株式会社MASSIVE SAPPORO 代表取締役
1978年札幌市生まれ。東京でサラリーマンをしながら会社を設立。当時入居したシェアハウスとの運命の出会いをきっかけに故郷である札幌へ。札幌だけでなく北海道、日本をさらにMASSIVE(偉大)にする!という使命のもと活動中。プライベートでは二人の子供たちとのお出かけが最近の楽しみ。


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