□ コミュニケーションについて思うこと
社内でのコミュニケーションを横で聞いていて、しっかりと誠実に行なっているにも関わらず
そのように相手に伝わっていないケースを見て「もったいないな、損しているな、頑張りが報われていないな」と
感じるケースがある。
ケース① 相手を信頼しすぎるが故に確認を怠るケース
「言わなくてもやってくれるだろう」「このことは常識だから言う必要ないだろう」という考えから生じることが多い。
相手も同様に考えていた場合、誰もそれをケアしない状態が発生する
ケース② 指示代名詞を多用しすぎるが故に自分の意図が正しく伝わらないケース
「これ」「それ」「あれ」というい言葉を多用し、言っている本人はそれが何を意味するかは分かっているが、
聞いている側は、言っている本人と違う意味で理解してしまう
ケース③ 説明が多くなればなるほど意味がわからなくなるケース
丁寧、親切ではあるが説明の言葉が多くなればなるほど、相手にとっては意味不明になってします。
「要するに」と言っても、全く要約されていない
これらは本当によくあるケースばかりで、誰もが当てはまる場面があると思います。
しかし、我々の工場があるわけでも富を生み出す資産があるわけでもありません。
コミュニケーションの介在者として情報を適切に流通させているのが我々の仕事なのです。
不動産も建物や土地は不動です。動くのは、情報です。情報を動かすのは人です。
どうやったら自分のコミュニケーションがよりよくなるか?常に向上心を持って欲しいです。
誤解されて損する人生は、もったいないです。
□ コミュニケーションの極意の一つであるMECEを知ってますか?
MECE(ミーシー、またはミッシー)は「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の略で、
直訳すると「お互いに重複せず、全体に漏れがない」となります。
意味は以下の通りです。
- Mutually(お互いに)
- Exclusive(重複せず)
- Collectively(全体に)
- Exhaustive(漏れがない)
物事を整理する時、ある部分が重複していたり、逆に抜けてしまったりすることは往々にしてありますが、抜け漏れをできる限りおさえるための基本がMECEです。よって、MECEはフレームワークではなく考え方であると言えます。
人に元ごとを伝える際、意識すると良い考え方だと思いますので、参考にしてみて下さい。
つまり、重複や漏れがあると言われた側はとても意味がわかりにくくなりますよ。ということです。
この概念は、応用範囲が広く、これだけで本は数冊もかけるものです。
少し興味を持ってみる価値、あるかもしれませんね。