最近は人と会うたびに「業績いいんじゃないですか? 外国人旅行者ばかりですもんね」ということを言われます。
実際にその通りで、業績は好調で今後もますます急カーブに上向く見込みでとても嬉しく思います。
一方で、かつても同じように業績が急上昇をしたことがあり、その時に経験した苦い記憶もあるため、
変に浮かれることもなく、むしろ、自分の判断一つで会社がどのようにもなるという緊張感は強くあります。
今、業績が良いのは3年前の決断の結果であって、今の決断は3年後の未来を作ります。
3年前、私たちは「生き残れば漁夫の利」というキャッチコピーの下、コロナ禍が明けた後、力強く急回復する市場の中で、
勝ち切れる組織を維持し、より向上させるという決断をしました。
あの時、目先の利益に目を奪われてリストラなどをしていれば、
今頃は、今よりも3分の一程度の規模で細々とやる他なかったと思います。
その決断はある意味、賭けでもありました。いつコロナ禍が明けるかは誰にもわかることではなかったので。
だけど、一つだけラッキーだったことを言えば、
取締役太田がパンデミックへの知見が元からあったため、2年半は覚悟すべきと主張しました。
そしてその通りになりました。
そういう意味で、企業が好業績になる裏で、そのような意志の力と運が複雑に絡みってたりもするよなとふと思ったのでした。