transit general officeは、1件のカフェからスタートした会社だった。カフェブームの中にあっては後発だった。ブレイクしたきっかけは、ケータリング事業部だった。中村代表は伊勢丹バイヤー出身だったこともあり、アパレルのトップブランドのとのコネがあり、そこから、春秋のコレクション要因として、30人のイケメンを揃えて欲しいというオーダーがあり、それに応えた。モデルの卵や俳優の卵、そしてゲイ業界人などの人脈を駆使し、その無茶な要望に応えた。TGOにケータリングを依頼したら、イケメン揃いだ。
これが評判を呼び、さらにはカフェスタッフにもイケメンを多く配置することで、美女の客、それに釣られて男性客という連鎖が置き、評価を高めていった。
しかし、カフェ分野については利益はほぼ出ておらず、様々な企業からプロモーション目的でのカフェの運営受託(ハーゲンダッツカフェ、BMWカフェ、ベンツカフェなど)によって、安定収入を確保してつつブランド力を高めていった。
その知名度を急激に高めたのは、目黒にある伝説的なホテル、クラスカのプロデュース及び運営受託だった。そこから、空間プロデュースという分野への進出が始まった。
さらにはbillsなど、海外の飲食店ブランドとの合弁事業など。。。
そして、不動産収入も確保する目的でスタートしたのが、私が創業メンバーとして入ったリアルゲイトだった。
中村代表が言っていた言葉で、印象深いのは、この2つだった。
「TRANSIT の強みは、オペレーションできること。それ抜きで良いプロデュースはできない」
「ブランドは1日して成らず」なんかもとても好き。
実際、派手でチャラい感じもするし、その内部にいた者としてもそういう側面はある。
けど、バックヤード部門のメンバーも切れ者揃いであって、その土台があって、華やかなプロデュースが成り立っているなと思う。
MASSIVE SAPPOROもプロデュースと運営、どちらもできる会社。
これまでは運営力だったけど、今後は、プロデュースにもっと力を入れきたい!