なんだか2020年もままならぬうちに新しい一年が始まってもう5日目!
みなさま、新年明けましておめでとうございます。
思い返せば2020年は激動だったような、世界が止まってしまったような、不思議な時間の束だったような気がします。
私たちにとっては忘れられない2020年1月26日(日)。
新しく開業したばかりの無人ホテルのなかで「数日前から報道されている見知らぬウイルスの感染が止まらず、中国の渡航規制が開始されるらしい」との速報が届き、これから何が起こるんだろうと慌てはじめた日のことをいまだに鮮明に思い出されます。
あの時はまだ世界がこんなにも変わるとは思っていませんでしたが、渡航規制が発表された2日後に対策チーム「新型肺炎バスターズ」を発足し(当時はまだ”肺炎”呼びでした)、緊張・興奮状態のまま2月を迎え※さっぽろ雪まつりで国内初のクラスターが確認されたりもしましたね、報道や各首長の会見をくまなくチェックし、お客様そして社内メンバーとその家族や大切な人たちの健康と安全を守ることに全力を尽くした一年でした。
こうして振り返ると、かなり初期から闘ってきたなぁと思います。
とはいえ、「大変だったね」の一言で振り返るには惜しいような、よく覗き込むととても実りのある一年だったような気もしています。
急速に拡大するインバウンドマーケットに追いつくべく必死に駆け抜けてきたところから一転、半ば有無を言わせてもらうスキもなく地に足をつけて、この状況下で自分たちにできることは何か?自分たちは札幌で・北海道で・日本で・地球の中でどうありたいか?自分たちのつくりたい事業ってそもそも何?「MASSIVEらしさ」っていったい何?などなどなどなど、あらためて多くの問いと意見と答え(と、すこしの約束)を交わしました。
たとえばコストカット。 どこの何を削れるかアイデアを全社で持ち寄り、削る価値があるかどうかを議論し、数名で手分けをするところまで。
あとは業務改善。北海道独自の緊急事態宣言が発令されてから、これまでに増してリモート・在宅勤務を推奨するにあたり、社内のコミュニケーションツールを一新しました。若手社員が舵を取ってくれて、ツールの選定〜全社員に浸透するまで丁寧かつ大胆に試行錯誤を繰り返して完遂したり。
いわゆる「密」になりやすいシェアハウスでは、入居者様に何かあったときにどんなケアができるか、どんなシチュエーションが想定されるかを細かくマニュアル化し、いつどこで何があっても大体のことは大丈夫、といえるくらい盤石な体制を敷いていたり。
それに加えて全国一斉GoToトラベルキャンペーン、市独自の「札幌夏割」、道独自の「どうみん割」など、突如現れるラスボスのような、いえ、救世主のような各種観光キャンペーンの開始・ルール変更・一時停止・中止・終了など、マーケティングチームとゲストコミュニケーションチームが日々めまぐるしい1000本ノックを受けてきたり。(これは今もですね)
自分たちの努力ではどうにもならない状況に絶望しながら、視界ゼロの前を向いて進む。この筋肉がとても鍛えられたような気がします。
この、確かにここに存在する実りを素通りすることなく、我々はこの一年で確実に強くなったぞと、自信を持って今年一年も励んでいきます。ゴゴゴゴゴ。
2020年1月初旬の私たちが、今日・2021年1月5日のこの世界を想像もつかなかったのと同じように、きっと2021年もいろんな出来事にみんなで一喜一憂しながら、励ましあい支え合いながら、ときにはちょっとモメたりもしながら笑、前に進んでいくのだと思います。
まだまだ伸びしろばかりのMASSIVE SAPPOROですが、みなさん、今年も一年どうぞよろしくお願いいたします!必ずぜったい間違いなくいい一年にしましょうー!