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2023
1
30
川村コラム

マッシブが民泊事業の未来に賭ける5つの理由

民泊・無人ホテル事業に関するさまざまな情報を連載形式で発信する『川村コラム』。
今回のテーマは「マッシブが民泊事業の未来に賭ける理由」。
最後までお付き合いいただければ幸いです!

■目次
<初めに>
 私の人生を変えた原体験
<民泊事業の未来に賭ける5つの理由。>
 1.日本がもっとも大切にすべき成長産業
 2.疲弊する宿泊業の現状を打開する力がある
 3.地方創生や空き家との相性◎
 4.一生忘れ得ぬ体験を生み出す
 5.投資用不動産の市場の救世主となる

私の人生を変えた原体験


2010年、私は東京のシェアハウスで暮らしていました。
その素晴らしい体験は筆舌に尽くしがたいものがあり、これを地元札幌で再現したい。そうすれば札幌や北海道はもっともっと最高になる(MASSIVEになる)という思いで起業しました。札幌で素晴らしいシェアハウス文化を築くんだ!と、その実現に向けて一心不乱に頑張る(楽しむ)日々を送っていました。

そんな私が2013年に民泊と出会い、人生が一変します。
「Airbnbという部屋と外国人旅行者をつなぐサービスがあるらしいよ」
「え?やば、ウルルン滞在記みたいじゃん」
私は、外国人旅行者とシェアハウス入居者との関わりを増やすことで、国際交流のできるシェアハウスを生みだしたいと考えました。

このような形ではじまった民泊・無人ホテル事業。気づけばその後の10年、未来を賭けてこの事業と共に過ごしてきました。やり始めて早々に「この事業こそ今後の日本を救うものだ!」と確信を得るに至ったのです。

その理由は以下の5つです。

1.インバウンド市場は、日本がもっとも大切にすべき成長産業の一つ


既に人口減少に転じている日本は、中長期的なGDP低下は免れません。また、これまで国力の柱となってきた様々な産業が、今後も通用するかは不透明です。先行きのことを考えると非常に暗い気持ちになってしまう方も多いと思います。
そんな中インバウンド市場は、中長期的な成長が期待できる産業の一つであり、外貨を獲得する重要な柱になるものであると私は考えています。

中国をはじめとするアジア諸国全体の成長は著しく、その国々と物理的に近い位置にあることは、日本にとってこの上ないメリットです。民泊・無人ホテルは、インバウンド観光客にとって通常のホテルよりも広々として快適な宿泊体験を提供する役割を担い、日本のインバウンド市場を支える事業です。

2. 疲弊する宿泊業の現状を打開する力がある


宿泊業界は離職率が最も高い業界の一つです。

コロナによって休業や廃業する施設も多くありますが、インバウンド回復に伴い、事業を再開しようとしても働き手が見つかりにくい状況がしばらく続くと思います。また、家族経営のような小規模な施設に関しては、高齢化による体力の限界が訪れた際に廃業という流れが一般的です。

私はこのような「働き手不足の問題」は一時的なものではなく、慢性的・構造的なものであると考えています。2019年の入管法改正によって外国人労働者を増やそうとする政府の姿勢は、その問題に対する希望の光と思われました。しかし、円安によって稼ぐ場所としての魅力を失っている中では、その期待は薄いと考えます。

そのような中、私たちが行う民泊や無人ホテルは、人手不足を前提としたサービスであり、働き手の確保の見通しが不透明な中でも問題なく運営することができることから、宿泊業の苦しい現状を打破する力を持っていると思います。

 

3. 地方創生や空き家との相性◎


民泊・無人ホテル事業は、地方創生や空き家問題にも有効なソリューションです。
地方では、200室のホテルを作る必要はありません。
その需要もなければ、それを運営できるだけの人員確保も難しいと思います。

一方で、せっかくの観光名所はあるのに、宿泊施設がないため素通りされてしまう町、
宿泊空白地帯と呼ばれるようなエリアでも、5室や10室であればそれを埋める需要はあることも珍しくはありません。そのようなエリアであれば、空き家を民泊にすることで、その土地の需要にあった宿泊施設を柔軟に提供することができます。それにより地方創生と空き家問題の2つを同時に解消することも可能です。

4. 一生忘れ得ぬ体験を生み出す


国内にある宿泊施設の98%程度が、シングル・ダブル・ツインルームというような統計を見たことがあります。また、ホテルの客室はそれほど大きな個性や差別化はなく、画一的でもあります。それに対して民泊は、2LDKのマンションや一戸建てなど、4人以上が収容できる部屋が一般的で、家族旅行やグループ旅行に最適なサイズとなっています。それにより、画一的なホテルの客室では味わえない「異国の住居」のような体験を提供することができるのです。それは「一生忘れ得ぬ体験」の一助になるものです。

5. 投資用不動産の市場の救世主となる


2010年代、不動産投資の環境は長期に渡って非常に有利なものでした。
プレーヤーの増加は、さらなる投資チャンスを生み出し、まさに好循環そのものでした。
しかしながら、近年の不動産投資をめぐる環境は、金融機関の融資姿勢の厳格化、地価高騰、建築費高騰などが相まって、非常に難しいものとなっています。
私は、かつては不動産デベロッパーで勤務していた経験があるため、不動産市況が、どんな努力も全く報われないと思えるほど、強い影響力を持っていることを実感しています。だからこそ、不動産投資に関わる多くのプレーヤーにとって、民泊・無人ホテル事業は救世主になれると思っています。かつて私を育ててくれた業界に対しての恩返し、そんな想いもあるのです。

 

おわりに


今回述べたことは、全て最初から明確にわかっていたわけではありません。
民泊・無人ホテル事業と関われば関わるほど、新たな問題点や解決策を発見する連続であり、その意義の深さを思わずにはいられません。今後は、これを証明するフェーズ、普及するフェーズを経ていくのだろうと思います。きっと強い追い風が吹くだろうと信じ、それに飛ばされぬよう邁進したいな、と思ってます。


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