「生き残れば漁夫の利」
これは私が2020年3月に全社会議で発した言葉でした。
取締役からは悲壮感とか絶望感がにじみ出てますね。と指摘されましたが、
当時の私には、希望と呼べるものはほとんどなく、この状況の中、進むことも戻ることもできない不安と恐怖に、
日々押しつぶされながら生きていました。
思えば、2020年3月、孤独感や絶望感から救ってくれたのは、他ならぬ社員の皆様のたくましく、心強い頑張りがあったからでした。
それから1年が経過し、まだまだコロナ禍は収束の兆しが見えにくいものの、ワクチンという光明は確実に存在し、
このチャンスを必ず掴むという気概に溢れております。
そのような中、徐々に他社から当社への移管という案件が増えてきております。
倒産した会社の物件や人員数に不安が生じたことによるもの、中には民泊や無人ホテルだけでなく、
一般的なビジネスホテルについても相談が増えてます。
これまでは防戦一方だった展開ですが、今後は、守りながら攻めるというより難易度の高い経営を求められます。
これは口で言うほど簡単ではありませんが、やれるだけの社内リソース、協力会社、コンサルなどがおりますので、
クリアできそうです。
ただ、クリアできますではダメで、それをより高いクオリティでできるよう知恵を絞る毎日です。