札幌駅の構内にて、背後から「カツッカツッカツッカツッ」という早いテンポの音が迫ってくるのを感じ、
振り返ると、白い杖をついた方が私の方に向かってくることに気づきました。
私は素早く身を交わし、しばらくその様子を見ておりましたが、何度か柱や壁にぶつかりながらも、
目的に向かって一生懸命に歩いていく姿に胸を打たれました。
「健常者の私でも目的地に向かうにはどのホームなのかがわからなくなり、案内表示を見て、
やっとのことで理解できるというレベルなのに、視覚情報を持たない人は一体どうやって?」
そんなことが頭によぎったのとほぼ同時に
「だからこそ、自分は五体満足である以上、人一倍頑張らないと!それが使命だ!」と、
そう強く思いました。
というより、それが私の信念であルのだと再認識させられました。
世の中には頑張りたくても頑張ることもできない人はたくさんいます。
私の叔父は、今、統合失調症でもう7年以上、病院から一歩も出れてません。
その彼が発症したのは36歳の頃です。まだまだ働き盛りの年齢です。
そんな状況になりながらも当時中学生だった私に激励のお手紙を送ってくれました。
また本人も病気に冒されながらも、転職活動や英語の勉強、さらには婚活にも果敢に挑戦していました。
その姿がいまだに私には目に焼き付いてます。
そんな病気の状況に嘆くのではなく、
その状況でもなお挑戦し続ける姿、もしかしたらそのことが私の原点なのかもしれません。
あの大人気アニメ『鬼滅の刃』に登場する台詞「弱きものを守る、それが強く生まれたものの使命」とありますが、
その精神を忘れず、これからも邁進したいとそう再認識しました。
今日も絶対に理想に向けて大前進するぞ!!